中国輸入ビジネスは、少ない資金で始められ、仕入れ価格を抑えやすいことから、初心者に人気のある副業・起業手段のひとつです。しかし、「始めたいけど、何からやればいいのかわからない」という声も少なくありません。
この記事では、全くの初心者が中国輸入を始める際に「まず取り組むべきこと」をステップごとに分かりやすく解説します。
ステップ1:輸入ビジネスの仕組みを理解する
まず最初にやるべきことは、中国輸入の基本的な流れと必要な知識を押さえることです。
中国輸入の基本フロー
- 商品のリサーチ
- サプライヤーの選定
- 仕入れ・注文
- 輸送・通関
- 国内での保管・検品
- 販売(Amazon、楽天、BASEなど)
これらの流れを把握せずに始めると、予期せぬトラブルに直面する可能性があります。まずはYouTubeやブログ、書籍などで情報収集を行い、ビジネスの全体像をつかみましょう。
ステップ2:販売するプラットフォームを決める
次に、「仕入れた商品をどこで売るか」を決めましょう。代表的な販売チャネルは以下の通りです。
- Amazon(FBA):物流まで外注できるが、競争が激しい
- メルカリ・ラクマ:初心者向け。在庫が少なくても始めやすい
- Yahoo!ショッピング・楽天市場:中上級者向け。出店費用や運用コストが高め
- 自社EC(BASE、Shopifyなど):ブランディングや価格の自由度が高いが、集客が課題
あなたの資金力、販売スキル、在庫管理能力などに応じて、最適なプラットフォームを選びましょう。
ステップ3:リサーチして売れる商品を見つける
中国輸入では、仕入れ価格が安いぶん「売れる商品を見極める力」が重要になります。
リサーチ方法の例
- Amazonランキングを参考にする
- メルカリで売れている商品をチェック
- GoogleトレンドやTwitterで流行を確認
- アリババ・タオバオ・1688で仕入れ価格を調べる
初心者におすすめなのは「日用品・雑貨・スマホ関連アクセサリー」など、単価が安く・需要が安定しているジャンルです。
ステップ4:仕入れ先を選ぶ
売る商品が決まったら、仕入れ先を選びましょう。主な仕入れサイトには以下の3つがあります。
- アリババ(Alibaba):世界向け。英語対応、ロット注文前提
- タオバオ(Taobao):中国国内向け。単品購入可、日本語非対応
- 1688(イーリューバーバー):中国業者向け。激安、卸前提、完全中国語
言語の壁や決済のハードルを避けたい場合は、輸入代行業者を使って、仕入れ・輸送を一括で任せるのも有効です。
ステップ5:商品を仕入れてみる
はじめての商品仕入れでは、いきなり大量に購入するのではなく、少量でテスト仕入れを行うのが基本です。
注意すべきポイント
- 同じ商品でも業者によって品質に差がある
- 初回は必ず自分で商品を確認(検品)する
- 輸送方法(EMS、船便、DHLなど)によってコストや日数が変わる
- 関税・消費税がかかる場合がある
このステップで、商品の到着までにどのくらい時間がかかるか、費用がどれくらいかかるかなどの感覚をつかみましょう。
ステップ6:販売をスタート
商品が届いたら、いよいよ販売開始です。販売ページの作り方や写真の撮影、説明文の書き方が売上に直結します。
初心者向け販売のコツ
- 高品質な写真を使う(スマホでもOK)
- 商品の「ベネフィット(メリット)」を分かりやすく伝える
- 類似商品との差別化ポイントを明記する
- 値付けは、原価+送料+関税+利益+販売手数料を考慮する
売れたらすぐに発送、購入者への対応も丁寧に行い、信頼を積み上げましょう。
ステップ7:PDCAを回す
販売データをもとに、「どの商品が売れたか」「利益は出たか」「リピート性はあるか」などを分析します。
- 売れた商品は追加で仕入れ
- 利益が少なければ価格や仕入れルートを見直す
- 売れなかった商品は在庫処分を検討
これを繰り返していくことで、輸入ビジネスは徐々にスケールアップしていきます。
まとめ
中国輸入ビジネスは、正しいステップを踏めば初心者でも十分に成果を出せる分野です。最初はリサーチや仕入れなど地道な作業が多いですが、徐々に慣れてくれば、自分のスタイルで自由に展開できるようになります。
まずは小さな一歩から。情報収集とテスト仕入れを通じて、実践的な経験を積んでいきましょう。